文京区地域情報
【茗荷谷駅】教育機関が集まる「文教地区」。緑も多くファミリーに人気の駅!
1954(昭和29)年1月20日開業。文京区小日向4丁目にある東京メトロ丸ノ内線の駅です。茗荷谷駅は、丸ノ内線の単独駅(他線との乗換がない駅)の中では最も乗降人員が多い駅で、1日に平均で約7万人もの人に利用されています。
地下鉄ながら、この茗荷谷駅と隣駅の後楽園の間、丸ノ内線の車両は地上を走ります。都内には東京メトロ南北線や都営大江戸線の駅など、深いところに改札やホームがある駅も多いのですが、この茗荷谷駅は、改札が1階、ホームが地下1階にあります。そのため、改札からホームまでほとんど時間がかからずに行くことができてとても便利です。
駅名の「茗荷谷」は、旧町名の茗荷谷町にちなんだものです。茗荷谷という地名の由来も諸説あるようですが、かつてこの一帯に茗荷畑があったことに由来するという説がよく知られています。この辺りは、小日向台地という台地と小石川台地という台地とに挟まれた、小さな谷地のような地形で、その谷のところに茗荷畑、で「茗荷谷」という地名が付いたと言われています。ちなみに茗荷畑があったのは江戸時代までだとか。現在では「茗荷谷」という地名(住居表示)もなくなった為、駅名にその名を残すのみになっています。
周辺スポット
茗荷谷駅周辺は文教地区として知られ、学校が多いと言われる文京区の中でもとりわけ多くの学校が集まっているエリアです。お茶の水女子大学や筑波大学、拓殖大学をはじめ、国立大附属の幼稚園から高校まで、数多くの学校があります。
茗荷谷駅の近くには、大きな公園が2つあります。ひとつは、教育の森公園です。自由広場やじゃぶじゃぶ池のほか、文京スポーツセンターもこの敷地内にあります。占春園という庭園もあり、都心にいることを忘れそうなほどの鬱蒼と茂る樹林の景観に触れることができます。もうひとつは、教育の森公園に隣接する窪町東公園です。公園内には「カイザースラウテルン広場」というエリアがあり、文京区との姉妹都市であるドイツ・カイザースラウテルン市出身の彫刻家夫妻による作品が設置されています。
また、駅から歩いて数分のところに播磨坂という桜の名所があり、およそ130本もの桜並木がつづく美しい光景を楽しむことができます。ソメイヨシノが中心なのですが、鬱金桜(うこんざくら)という珍しい種類の桜も見られます。毎年3月下旬から4月上旬にかけて、文京花の五大まつりの一つ「文京さくらまつり」が行われ、期間中の週末には吹奏楽パレードなどのイベントも行われています。
生活環境
茗荷谷駅周辺は、まさしく「文教地区」といった教育機関の充実ぶり。小中学校、高校、大学が集まっており、大通りから少し中に入ると、閑静な住宅地が広がります。
駅に隣接するスーパー三徳や、24時間営業のマルエツプチ、その他ドラッグストア、金融機関等も駅近に点在しています。駅ビル(茗荷谷MFビル)には、ベーカリーカフェや居酒屋、100円ショップなどがあります。飲食店も、チェーンの飲食店やコンビニ、ファストフードからちょっとお洒落なランチができるところまで揃っています。
また、スポーツ施設も充実しています。教育の森公園にある文京スポーツセンターには、プールや室内スポーツ施設の他、会員制のトレーニングルームもあります。また、竹早テニスコート(屋外)という区のテニスコートもあります。いずれも利用できるのは区内在住・在勤者に限られるのですが、充実した設備が手頃な料金で利用できるようになっています。
スタッフコメント
茗荷谷駅周辺は、落ち着きと利便性の両面を持つ魅力的な街です。学校と公園の多い、閑静で大変治安がよいところで、とりわけ教育熱心なご家庭からの注目度が高いエリアの一つでもあります。
ファミリー層の人気も高いところで、特に、窪町小学校の学区ということでお探しのお客様や、筑波大、お茶の水女子大、東京学芸大等の国立大附属の小学校へ受験を考えておられるファミリー層のお客様が多い印象があります。教育面の充実のみならず、公園も多く、スーパー・金融機関等の生活環境も整っているので、その点もファミリー層が多い一面だと感じます。
駅の近くに大きな公園が二つあるほか、近隣に六義園や小石川植物園もあり、都心とは思えないほど緑豊かな環境。また、周辺に医療機関が充実していて、いざというときにも安心です。
文教地区の名にふさわしい、都心にいながらゆったりと静かで穏やかなくらしが実現する魅力的なエリアが、この茗荷谷です。